[2012.8.19] -[議員団活動]
特別養護老人ホームを市の責任で増やしてほしいの署名、8/8に5156筆、市長に直接手渡す
3年間で108床増やす市の計画、入所待機者は486人
甲賀市第5期介護保険事業計画における特別養護老人ホームの整備計画は108床で、今年4月にオープンした「樹(いつき)の郷」(100床)開所前の入所待機者は、市の調査で486人でした。「樹の郷」を含めても待機者を解消するものとはなっておらず、これまでの議会答弁では、特養以外の入所施設もあわせて「解消」できるというものでした。しかし、それぞれの施設の機能や役割も違い、入所申込時の居所の実態や今後の増加は見込まれていない計画です。
市の責任で特別養護老人ホームの建設、増設を求める署名
そこで、今年5月から7月までに「甲賀市に特養施設の増設を実現する会」(代表・伊藤清太郎、金田寛)増設を求める署名運動に取り組んできました
この署名は「必要な人が必要な時に入所できる」だけの特別養護老人ホームを行政の責任で建設と増設を求め、短期間に5,156筆(第一次集約)が集められ、8月8日に市長に提出しました。
「署名を断る人がいなかった」
署名運動の中では「もう何年も待たされている」、「入所できそうもないのであきらめている」、「ショートステイが満杯で断られ、葬式にも行けなかった」、「仕事を辞めざるを得なかった」、「毎日つききりで自分自身の健康管理ができない」など、深刻で切実な実態が数多く寄せられました。
市長「新氏に受け止め、前向きにとりくみたい」
署名を受け取った市長は、「署名には市民の生の声が集められており、生きる権利が集約されている。真摯に、率直に受け止め前向きに取り組みたい」とのべました。
「会」では引き続き取り組みがすすめられます。